きっかけ その3

そんなこんなで以前とは明らかに態度が違うって日々が数年続きました。

最初は心の中ではめっちゃムカついてたけど、お隣同士だし、子供が同じ学校の間は嫌でも付き合わなきゃいけないから、大人の対応でなるべく波風立てずにと思い、朝も私から挨拶するようにしてましたし、なるべく私はいつも通り変わらない態度で接するようにしてました。が、何年経っても向こうの態度は相変わらずで、とうとう堪忍袋の緒が切れたんですね。私。

その日も朝から機嫌が悪く、学校は登校班の親達で見送るんだけど、たまたまその日はみんな用事があったみたいで、私とババア2人きりになってしまいました。

挨拶は辛うじてしたけど、その後無言。目も合わさない。子供が行って私達も戻ろうとした時も1人で先に帰ってしまい、私が後から追いかけるようにして帰ったんだけど、ツンケンしたババアの後ろ姿を見てるうちに無性に腹がたってしまって、もうここまで我慢してきたんだからいいよねって思って、後から大声で吐き捨てるように「御世話様でした!」って言ってやったんですよ。ババアびっくりして、チラッとこっちを見たけどササッと家の中に入って行きました。

あー、スッキリした。

私、もう我慢しない。こっちから挨拶も絶対しない。向こうが話したくないなら私も話さない。そう決めました。

それからはお互い完全無視です。

私がした手に出なくなったのが気に入らなかったのか、それからババアはますます邪気に満ちた顔になっていき、嫌がらせをしたりしてきますが、全く相手にしていません。

なんて言うか、大人気ない人。人とのコミュニケーションが上手くとれない、自分勝手な孤独な老人。可哀想な人。

家庭内も決してうまく行ってるように見えないし、まあ、自業自得だから仕方ないですよね。